予想以上のスピードに俺の中で好感度がうなぎのぼり。やるな!
まあ、逆に言うと今まで書いてきた「やろうぜ!」の記載も現状のVer1.04にはそぐわない部分が出てくるということでもあるのだが。なにそれ辛い。
ひとまず、本記事で今回のアップデートの内容を見て、個人的に気になったところをピックアップ。「やろうぜ!」記事への対応は後日ゆるやかに進めていく。
なお、全体や詳細は公式サイトのPDFで確認してください。
●全体的な調整
全体的なシステム調整について気になったのはデュアルヒートゲージに纏わる調整と、ステージ固有の回復ギミックについて。
特に、回復ギミックについては本ブログでも「試合が間延びする」などボロカスに言っていたが、よほど批判が来ていたのかかなり厳し目のメスが入った。
◆デュアルヒートゲージ関連
デュアルヒートゲージに関連して、受け継がれる意志、デュアルコンボについての修正が入った。
大本のデュアルヒートゲージは蓄積量が現在の7割程度まで減少したとのこと。これにより、今までよりもゲージの蓄積がゆるやかになるだろう。
また、デュアルコンボ中、受け継がれる意志中はデュアルヒートゲージが蓄積されないようになったのも大きな変更である。
デュアルコンボ中はともかく、受け継がれる意志中にゲージ蓄積がなくなったことで「意志中に奮戦する→ゲージが蓄積され、意志のストックが貯まる→意志効果切れ後に受け継がれる意志を発動する」というループが成立しなくなった。これは冗長な試合になりがちな長生きが困難になると同時に、DHAのストックをうまく残した方だけが長時間の発動が可能ということでもある。
◆回復ギミック
カフェ・ドゥ・マゴとつるぎちゃんのシェルターという2大回復ギミックが再発動までの時間を二倍にし、さらに回復量の大幅削減という形で落ち着かせた。使ってみたところ、回復量はだいたい1ゲージの25%~30%程度といったところ。莫迦にはできないが、以前ほどの迫力はない。うまく使ったほうが有利であることには違いないが、1ミスで帳消しになる程度なので躍起になるほどのものではなくなったと言えるだろう。
一つ忘れてはならないのはコロッセオの亀は修正されていない点である。なので、鍵を持っているプレイヤーは相変わらず大回復が行えるという点については理解しておきたい。
◆その他
それ以外の全般修正についても簡単に。まずは各ステージ上のアイテムボックスから全種類のアイテムが出現するように変更とのこと。もともとは出現テーブルが違ったとか知らなかったので驚きがすごい。なお、効果の高いアイテムほど出現確率が低くなるとのこと。妥当なラインですね。
次に、ギミックの奈落に落下した際、復帰時に回復していたスタミナゲージの回復がなくなり、落下時の状態で復帰するようになった。以前はペットショップが奈落に落ちることで体力と引き換えに安全にスタミナを回復していたようだが、それができなくなるという。
次、被バックアタック、被コンボブレイク時にもプッツンバーストが発動可能になった。逆に言えば今まではできなかったということである。そうだったのか……。
投擲アイテムがロックオン相手に若干誘導するようになった。飛翔キャラクターに対する地上からの迎撃手段となることを期待しての修正のようだ。逆に言えば、投擲物に対してはステップすることが重要であるとも取れる。
ステップについてはガードキャンセルで出したフロントステップとサイドステップの出始めに短い無敵時間が付与されるとのこと。これにより連続ガード状態からの脱出がしやすくなった。以前からバックステップには長めの無敵時間があった様子なので、比較的安全なバックステップによる回避と反撃が容易なフロント・サイドステップの使い分けが可能になった。と言えそうだ。
●キャラ個別
キャラクターのバランスについても調整が入った。
基本的には現在強烈な性能のキャラクターをトーンダウンさせる調整が多い。こちらも気になったポイントからピックアップ。
◆ルドル・フォン・シュトロハイム
「一発一発の弾丸がおまえの体をけずりとるのだ!!」の発動時のロックオン/ロックオフの切り替えとロック変えを不可能に、通常版とEX版共にクールタイムが延長、空中発動時の着地硬直を延長とかなりのパワーダウンを受けた。まあ、でしょうね。強化点としてはEX版機関砲がステップキャンセルに対応した点とスタイルアクションによる切り替え時間が短縮された。
空中発動時の着地硬直は長くなったと言っても、むちゃくちゃ長くなったわけではないので、援護射撃としては射線が通りやすい空中からというのはまだまだあり。ただ、相手に接近された場合のリスクが大きくなってはいる。
◆川尻浩作
DHA「『バイツァ・ダスト』」の回復量が自分、自分のパートナー、敵パートナーの回復量が以前の1/4に、敵の回復量が以前の1/2にまで低下。さらに与えるダメージも若干低下した。ですよね。
後、「『猫草』ッ! 防御してくれている!」のクールタイムも伸びており、システム修正のデュアルヒートゲージ増加率の低下も合わせると、猫草発動で相手の攻撃を防ぎつつ、バイツァ・ダストで有利になるまでやり直す戦術は通用しなくなったと言える。自分が気に入った未来になるまでやり直すのは川尻となった吉良としては正しいスタンスだが、ゲームとしてはあまりに卑怯だったので致し方無い調整である。
◆ウェザー・リポート
大きな見どころはパートナーに雲のスーツをまとわせ、相手に対する攻撃に自動反撃するスキル「きっと役に立つ」が開幕使用不可になり、クールタイムも大幅に延長された。また、自身を守る『ウェザー・リポート』も自動反撃ののけぞり時間の短縮、炎上ダメージの削減の修正が加えられ、さらにクールタイムも大幅に延長されている。
ですよね。
使ってみると回転率は落ちているが、重すぎて回らないというほどでもない。これで「ウェザーが相手にいると、相手チームを安全に殴れる時間が極端に短い」という状態は若干改善されるだろう。スポットで自動反撃を付与してくる厄介な敵であることに変わりはない。
◆ジョニィ・ジョースター
スタイルアクション「スローダンサー」のクールタイムが大幅に短くなった。これにより、下馬状態での戦闘時間が大幅に減少し、馬の機動力をより活かしやすくなっている。また、ハーブティーの回復力が上がったことで、以前よりは弾切れに悩まされることが減ったのも大きい。まあ、デュアルヒートゲージの蓄積量が落ちている以上、これぐらいの補正がないと戦いについていけないのは間違いない。
唯一、デュアルコンボゲージの蓄積量だけはトーンダウンしているので注意すること。
◆ディエゴ・ブランド―
スタイルアクション「スケアリー・モンスターズ」の発動中のスタミナの自動消費の量が増加、また再発動に必要なクールタイムが大きく増加した。これにより、以前ほど自由に恐竜と人間を行き来できなくなっている。ディエゴ側が恐竜になったら暫くの間は恐竜の状態で戦う必要が出てきたことで、以前話題に挙げた「よじ登りが必要な高さは恐竜状態では登れない」という弱点が更に浮き彫りになるだろう。
◆その他
個人的に注目しているのは以上の連中。それ以外には、
- ロックを外す効果のあるスキルは軒並みクールタイムが増加
- 自身を進化させるようなスキルが敵の攻撃により中断した場合のクールタイム増加
- 一部コンビネーション攻撃の速度調整
というのが全体的な傾向としてある。
やたら効果の短かった康一くんの重力状態が約二倍に増えた他、パープル・ヘイズの殺人ウイルスで与えるダメージも約二倍に増加している。
後、ディアボロの□三段目がのけぞり時間延長は考えてみるとかわいそうな修正で、他のキャラクターは最終段手前は大きくのけぞる、個人的に強よろけと呼んでいるダメージ姿勢だった。今回のアプデでディアボロもこのモーションになっており、今まではこいつだけ違ったということでは。
細部は公式サイトのPDFをチェックしよう。