しばらく、ジョジョの話が続いたので、アニメの話でもして精神のバランスを保つ。
去年の暮れ辺りからついつい溜めてしまっていたバトルスピリッツ 烈火魂(バーニングソウル)を消化。
今、全国の猛者たちが集う戦国チャンピオンシップの真っ最中。早くもベスト8が出揃い、我らが群青早雲ちゃんは作中屈指の敵役にして実力者、第六天魔王とぶつかることが決定!
全俺が泣いた。
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▲話の流れ的に早雲ちゃんが勝つとは…… |
まあ、なにやら秘策ありとの事なのでどの程度頑張ってくれるのか。見ものですね。
という訳で、ちょっとばかり皆のアイドル早雲ちゃんの歴史を紹介したいと思う。
●鮮烈デビュー
群青早雲の初登場は第三話。スピリットで相手のライフを削って勝つという基本とは全く別の相手のデッキを破壊して勝つという戦術を軸にしたキャラクターとして鮮烈なデビューを果たす。
この時点での彼女のメイン戦術は相手のデッキトップを焼けるスピリットの効果にネクサス「千間観音堂」の効果を上乗せするもの。観音堂1枚配置で5枚増加なので、2枚おければ10枚。
この時点での切り札の蒼海明王との組み合わせで7+7+5+5=24枚破棄なんて記録も叩き出していた。ちなみに、バトスピのデッキは40枚下限なんで、最低枚数のデッキなら半分以上持ってく計算である。アニメだと物凄い勢いでカードが飛び出していき、みるみるうちにデッキが薄くなっていくのでなかなか強烈な印象を与えてきた。
この時点での切り札の蒼海明王との組み合わせで7+7+5+5=24枚破棄なんて記録も叩き出していた。ちなみに、バトスピのデッキは40枚下限なんで、最低枚数のデッキなら半分以上持ってく計算である。アニメだと物凄い勢いでカードが飛び出していき、みるみるうちにデッキが薄くなっていくのでなかなか強烈な印象を与えてきた。
戦ってた佐助は最終的に涙目でしたからね。ストーリーの展開上仕方ないこととはいえ、若干大人気ない雰囲気も……。
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▲この頃は格好良かった |
それが祟った訳でもないが、ここから早雲ちゃんは冬の時代に入るのだった。
●早雲敗北の歴史
とは言っても、翌四話での幸村との対決はまだ平和だった。順調にデッキを焼いていくも、幸村のキースピリットが底に貼り付いてた為、最後の最後で形勢を逆転されて敗北。まだこの時点では「カードゲームの主人公たるもの運命力は持ってるよな」という印象で、早雲ちゃんが弱いような印象はなかった。
問題は次から。十二話の兼続戦では序盤こそ善戦するものの、ソウル神速の展開力に追い付けずに瓦解して敗北。
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▲この頃から悔しそうな顔が常になる |
十四話で戦った藤吉郎にはデッキ破壊を防ぐスピリット、タネガシマでメタられ(タネガシマはいるだけで双方のデッキ破壊を防ぐ)、疲労ブロックを持つシラヌイを切り崩せず(BP比較で勝てない)、手も足も出ないまま敗北。
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▲一方的な展開に。そら、藤吉郎もイキイキとしますわ |
二度の連敗に精神的にも参りつつあった状態で臨んだ幸村との再戦では、特にいいとこなしで叩き潰されて敗北。
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▲ダメな奴は何をやってもダメ |
……この敗北で早雲ちゃんはすっかり自信を喪失。幸村たちとの共闘を約束したまでは良かったものの、このままでは足手まといだと悩むことに。やむなし。
ゲーム的には、最初の佐助戦は相手にパワーのあるスピリットが並ばなかったので好き放題出来てたが、有力者とぶつかると採用スピリットのパワー不足が露呈した感じ。特に藤吉郎戦でBP13000のシラヌイを抜けなかったのはかなり問題があるような。
キーとなるスピリットのパワー不足という点では利家もなのだが、彼はなんだかんだでブレイブやマジックで補っているのに対し、早雲にはそれもなし。
この時点では幸村、利家、兼続、早雲がムサシの4大バトラーみたいな空気だったが、確かな実力に裏打ちされた戦績トップの幸村に、パワー不足を創意工夫で補い、鬼気迫るバトルを見せる利家、そして、コアブーストを軸とした確かな戦術と曲がりなりにも幸村を倒してみせた兼続と並ぶには早雲ちゃんはちと迫力が足らぬ気がする。
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▲可愛いから許されてる感 |
しかし、そんな彼女にもIBSAの幹部、天魔市との出会いによって転機が訪れる。
●蓮華王センジュ登場
市との語らいの中で海の姿と自分のあり方を見つめ直した早雲は、以後、新たなキーカードとして蓮華王センジュを採用する![]() |
▲この威容。ちなみに、登場シーンも格好いい |
センジュの主な能力は2つ。
S(ソウル)バーストを発動する際に、相手の場からコストの合計が10までのスピリットを破壊する能力。
もうひとつはアタック時、自身がレベル2以上なら配置してあるネクサス1つにつきシンボル(=ライフへの攻撃力)を1つ追加する能力。
S(ソウル)バーストを発動する際に、相手の場からコストの合計が10までのスピリットを破壊する能力。
もうひとつはアタック時、自身がレベル2以上なら配置してあるネクサス1つにつきシンボル(=ライフへの攻撃力)を1つ追加する能力。
ざっくり言うと、相手のブロッカーを排除した上で重みの増したパンチでライフを抉り取るという能力。低コストブロッカーを一掃するもよし、デッキ破壊の障害になる高BPを排除するもよしの柔軟さを持ち、ネクサスによるシンボル上昇も千間観音堂を軸にした早雲ちゃんのデッキなら有効活用可と相性は良好である。
※センジュにとって、早雲ちゃんのデッキの居心地がいいかはまた別の話
実際、藤吉郎とのリベンジ戦では前回手も足も出なかったタネガシマとシラヌイを一掃した上で相手のライフを3つ抉り取る荒業を見せた。
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▲まさかのトリプルシンボル。そら、藤吉郎も焦りますわ |
その後も、全国大会では千間観音堂×2+Sバーストで配置した芙蓉の五重塔+シラヌイの元々のシンボルで合計4つのライフをワンパンで奪うなどの大活躍を見せた。
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▲今度はワンパンで四つ。早雲の勝ち方は大体えげつない |
実際、センジュ加入以後、現在に至るまで早雲ちゃんは負けなし。
なので、第六天魔王との戦いに負けることがあれば、久々の敗北になる。
あ、久々なのか。冬の時代があった所為でもっと負けが込んでいるイメージがあったが、曲がりなりにもムサシの実力者と言われるだけのことはある。
●終わりに
以上が早雲ちゃんが歩んできた道のり。
しかし、振り返ってみると華々しくデッキ破壊というコンセプトを掲げて登場した彼女だが、実際にデッキ破壊して勝ったのは佐助が相手の一戦のみなのだな。
しかも、センジュ導入後に落ち着いたのは相手の盤面を片してから殴るという、シンプルかつ基本的な戦術なのが少し悲しい。このアニメを見てバトスピ始めたキッズは間違いなくデッキ破壊をコンセプトにはしないだろうな。
しかも、センジュ導入後に落ち着いたのは相手の盤面を片してから殴るという、シンプルかつ基本的な戦術なのが少し悲しい。このアニメを見てバトスピ始めたキッズは間違いなくデッキ破壊をコンセプトにはしないだろうな。
まあ、自信満々に「胸まで海に浸かった」とかカッコつけた次のターンに盤面荒らされて負ける早雲ちゃんはもう見たくないので、無理にデッキ破壊に拘る必要はないが。
さて、期待高まる早雲ちゃんの試合はベスト8の第四試合。
次回はまで第一試合の信玄VS幸村なので、もうしばらく先の話になるだろう。
激突の時が今から楽しみである。