先日、ミラクルガールズフェスティバルを買いました。
正直に告白すれば音ゲーは苦手なジャンルなので普段ならばスルーするところだが、575から小豆と抹茶(と他2名)が出演すると聞いては黙っていることも出来ず購入。
メインのツアーモードでエンディングらしきものまで到達したので、今回は振り返りながらヨイショしていく。
●ミラクルの名に恥じない顔ぶれ
ゲームのタイトルにもなっているミラクルガールズフェスティバルは美少女達が様々な垣根を越えて一同に集う夢の様なライブツアーの名前。……まあ、要するにアニメキャラクターが原作の楽曲を引っ提げて集った音ゲーなのだが、その集まった顔ぶれがなかなかに豪華。
- ゆるゆり
- 這いよれ!ニャル子さんF
- ビビッドレッド・オペレーション
- きんいろモザイク
- 蒼き鋼のアルペジオ―アルス・ノーヴァ―
- てさぐれ!部活もの あんこーる
- Wake Up, Girls!
- GO!GO!575
- のうりん
- 未確認で進行形
- ご注文はうさぎですか??
いわゆる「日常アニメ」に混じってバリバリのバトルものであるアルペジオやビビッドレッド・オペレーションがいる辺りがなかなかカオス。というか、そもそも大半がただの学生だったりするため、ライブが本職のWake Up, Girls! ですら若干浮いている。
この統一感の無さもまたミラクルガールズフェスティバルがミラクルたる由縁という感はある。よくもまあこんな発想が出てきたものである。
●ツアーを成功させよう
さて、ゲームの内容に触れていこう。
プレイヤーはライブツアーのディレクターとなって成功に貢献するのが役目だ。
と言っても、実際のディレクター的な業務はほとんどなし。唯一、セットリストの曲目設定がそれっぽいと言えばそれっぽいかあ?
ディレクターらしい仕事がないなら、何が仕事かという話だが、驚くなかれ。なんと、歌って踊るヒロインたちに合わせてシャンシャン鈴を鳴らして会場を盛り上げるのが主なお仕事である。
まあ、音ゲーですからね。仕方ないね。
もう一つの仕事、楽曲選択についても、特に難しく考える必要はなく、自分の好きな曲を設定して思うままにライブしてOKだ。ただ、一曲目の時点では会場がまだ温まっていない中に飛び出していくことに注意しておきたい。
なので、トップバッターは会場を盛り上げる力の強い楽曲をセットするのが鉄則となっている。必然的にノリのいい曲を選ぶ……必要は全然なく、自分が叩ける曲を入れることになるだろう。
なお、二曲目以降は前のステージの貯金があるので多少なら下手をうってもなんとかなる。
ちなみに、俺はこれの所為で黙々とてさ部の曲を練習するはめに。
というのも、Stand Up!は曲自体が短いため、当然のようにサビまでの時間も短くなっている。結果、他曲と比べてこぼせるアイコンの数が少なく、極力綺麗に拾わないといけない。そんなわけで、目が動きに慣れるまでは十分にボルテージを稼ぎきれなかったのだ。
そして、運の悪いことに、こいつが固定一番手のDayが二回もあるため、戦いを避けることは出来ないのも難点。なんとしても戦って勝つしかないのだ。
というのも、Stand Up!は曲自体が短いため、当然のようにサビまでの時間も短くなっている。結果、他曲と比べてこぼせるアイコンの数が少なく、極力綺麗に拾わないといけない。そんなわけで、目が動きに慣れるまでは十分にボルテージを稼ぎきれなかったのだ。
そして、運の悪いことに、こいつが固定一番手のDayが二回もあるため、戦いを避けることは出来ないのも難点。なんとしても戦って勝つしかないのだ。
更に言えば、もう一曲の部部歌も苦手なので、てさ部は俺の天敵の部類に入る。
●ライブを成功させよう
ツアーの成功が目的と言ったが、その成功の為には一つ一つのライブの成功が必要不可欠。
なので、ライブシーンではディレクターは気合入れて会場を盛り上げていくことになる。
このボルテージが100%以上の状態でサビに突入するとミラクルフィーバーという特殊な状態に入って、ボルテージがさらに上がりやすくなる。ボルテージは最終的にスコアに絡んでくるので上げられるだけ上げていくのが吉。できる限りミラクルフィーバーを目指すのがコツだ。
裏方に徹していた彼女たちも最終的にはディレクターの薦めでステージに上がるのだが、俺はそのシーンを見ながら「ああ、俺は今この瞬間の為にフェスティバルを成功に導いてきたのだ。夢にまで見た、待ち望んでいた時が来たのだ……」と一人感慨に耽っていた。
(バイトに来ていた彼女らを大抜擢して、舞台上にあげてしまえるのだから、俺のずば抜けた有能さが伺えるシーンでもある)
ある日、鎌倉の片隅で生まれた「日本を元気にしたい」という壮大な願い。575のリズムに合わせて歌って踊る姿をホームビデオで撮っただけの言ってみればチープな映像配信から始まったこの果てしない夢。時にはアンチに揺さぶられながらも挫けず地道に続けてきたこの活動が全国を行脚するライブツアーの舞台上で結実するなんて、一体全体誰が想像していただろう。
この数奇な運命とサクセスストーリーは、ミラクルガールズフェスティバルの中にあるもう一つの奇跡(ミラクル)と言っても過言ではない(※個人の感想です)。
こうなると、Android版が配信されないままサービスが終ったであるとか、5分アニメが4話しか作られてなくて1クールの中で特番を挟んだ後、再放送が始まったであるとか、OVAとして5話が作成されてそこに今更になって新キャラが追加されたであるとか、どれもこれもすべて些細なことだったように思える。
音ゲー部分はかの有名なDIVAのものを利用しており、四方八方から飛んでくるアイコンがターゲットに重なるタイミングでボタンを押すアレ。DIVAをプレイした経験があると多少は取っつきやすいかも知れない。単純にボタンを押す以外に、指定時間ボタンを押しっぱなしにするホールドと、ボタンとキーの同時入力が必要なダブルもあるぞ。
俺はPSPの一番古いのしかやったことなかったので、(あ、今はこんなのもあるんですね…)みたいな気持ちに。
こんなところで時代に取り残されているのを実感してしまった……。
難易度はEASY、NORMAL、HARD、EXPERT。これに特殊ルールを組み合わせてあと数種類増えるが、基本はこの4つだ。
難易度が上がるにつれて飛んでくるアイコンの量が増える他、EASYは基本的にボタン1つ、NORMALはボタン2つまでしか使わないようになっている。ボタン数が少なければそれだけリズムに集中しやすいので初心者がゲームに慣れるにはうってつけ。ツアーモードでも最初の頃はEASYからスタートするので、未経験者も徐々に慣れていける安心設計だ。
また、ライブということで、画面下部には会場の熱狂具合を表すボルテージが表示されている。コンボを繋ぐことでこれをどんどん上げていき観客を熱狂させよう。サイリウムによる応援はもちろんのこと、歌に合わせて野太いコールも飛んでくるぞ。ユーカタン!
どうしても、コールが気に入らない人はオプションでカットすることもできるので安心してほしい。
このボルテージが100%以上の状態でサビに突入するとミラクルフィーバーという特殊な状態に入って、ボルテージがさらに上がりやすくなる。ボルテージは最終的にスコアに絡んでくるので上げられるだけ上げていくのが吉。できる限りミラクルフィーバーを目指すのがコツだ。
なお、ツアーモードではDayの全曲でミラクルフィーバーを発生させるとアンコールが発生し、いずれかの楽曲のフルバージョンをプレイできる。
フルバージョンは最低でもHARDなので、始めたばかりの人には少々厳しい所もあるかも知れないが、実質ボーナスステージなのでミスをしてもいいと割りきって気楽にプレイするといい。
なかでも、Wake(↓) Up(↑)など、NORMAL以下では見られなかったアイコン芸の類いが現れ始めるのでクスリとくるはずだ。
フルバージョンは最低でもHARDなので、始めたばかりの人には少々厳しい所もあるかも知れないが、実質ボーナスステージなのでミスをしてもいいと割りきって気楽にプレイするといい。
なかでも、Wake(↓) Up(↑)など、NORMAL以下では見られなかったアイコン芸の類いが現れ始めるのでクスリとくるはずだ。
●そして、もう一つの奇跡がここにある
ライブツアーの幕間にはアシスタントのバイトをしている小豆、抹茶、柚子、小梅の四人が登場し、ドタバタと盛り上げてくれる。
ディレクターと同じ裏方ということもあり、他の出演者と比較するとプレイヤーと関わる時間が大変に長い。というか、トークパートで出てくるのは基本的に彼女たちだけで、他の出演者たちはライブ終了後に「素敵なライブに参加できて楽しかったです」的なメッセージを送ってくるのが唯一の接点。なので、絆が段違いに深まっていく(※個人の感想です)。
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▲セットリストが決まっていないというアクシデントを 小豆と抹茶の二人と共に乗り越えていく |
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▲うたよめ575の二人が舞台で歌って踊る! |
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▲よみがえる思い出。鎌倉で過ごしたあの日々 いや、実際は鎌倉行ってないですけども |
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▲あぁ、なんて幸せな時間 |
……ような気がする。
多分。
多分。
まあ、スポットが当たった本当の所はSEGAがある程度好き勝手動かせるキャラクターが彼女らだっただけだろうということは想像がつく。
想像がつくが……なんだな。細けえことはいいんだよ!!
ミラクルガールズフェスティバル、絶賛発売中である。
●終わりに
終わってみれば、何の事はないGO!GO!575の思い出と思い入れを熱く語っただけの記事に落ち着いてしまった気がしないでもないが、興味を持った方はぜひとも手にとって遊んでみてほしい。ミラクルガールズフェスティバル、絶賛発売中である。