虚木零児です。
星之翼なるゲームがリリースされましたね。
GVG格斗とか堂々と書かれている通り、EXVSライクなゲームですが、登場するのは武装した美少女達となっています。そんなに真面目に対戦を遊んだわけではありませんが、動かしている感じはかなりEXVSっぽい。
そもそも日本語対応がないので何が書いてあるのかわからない、キャラ増加がガチャらしいので操作出来てないキャラクタが多かったりと気になるところはたくさんあるんですけど、軽く触った範囲でゲーム部分は至って良好です。まあ、ガンダムの代替品にはならなくとも、ガンダム欲の一部は満たせる感じ。
……おいおいおい、何言ってんだお前! 代えが利かないんじゃなかったのかよ! そうお思いの諸兄もいらっしゃることでしょう。過去にこんな記事書いてた奴が何抜かしてんだ。
はぁ? 利かない訳ねぇだろ。
待ってほしい。実は、前回記事では暗黙の内に無視されていたことがあって「ガンダムの代わりはいない」って言うのは「僕が知る限り」という但書が付いていました。記事中には一切書かれてないけど。僕が知る限りのIP(Intellectual Property)では、ガンダムに代わってあのゲーム性を作ることはできない。そういうわけです。
逆に言えば、未知のIPとなればその限りではなかったのです。ある程度空を飛べて、倒されても復帰してくる言い訳が立って、射撃武装が豊富であればEXVSライクになります。当たり前じゃないスか。……僕の心の何処かで「今あるゲームを真似る為にわざわざ大量のガワを用意するか?」という疑いがあっただけです。
正直、ただの手抜かりであって、騙すつもりはなかった。信じていただきたい。
閑話休題。
また、弾数表示周りがプレイが浅い人でもわかりやすい親切設定。操作と武装の弾数がリンクしていて、スティックとの組み合わせで消費する弾が違う武器などもあるのですが、表示は操作でまとめられています。N副射とレバー入れ副射がある場合は、どちらも副射のところにそれぞれの弾数が、色の違うゲージで描画されています。これでガンダムみたいに「ガブスレイの一番下の武器どうやって出すの?」みたいなこと(答え:レバ特射、マキオンで言うサブ)が起こりません。多分。
加えて、武装使用中にキャンセル先や、派生コマンドのアイコンがチカチカするので、操作方法についてもすぐに理解することが出来ます。なるほど、こいつは副射で弾をばら撒きつつ、副格や前格闘へキャンセル可能なんだな!
なんだか初めて会った気がしないね pic.twitter.com/cSC7EAdx7v
— 虚木零児 (@utsurogi) May 11, 2024
パンチラ連発でこれが本当の変態機動ってことだね。
ダメージを与えると何々累計値みたいなのが表示されてると思いますが、あれが我々の業界ではダウン値と言われてるヤツです。BRで40、格闘初段で34程度が加算され、これが100を超えると追撃不能で強制的にダウンします。我々も連ジ時代の名残で5とか表現するのやめて、このタイプの表現にするべきなのかも知れない。
ちなみに、今の時点では一部演出がダウン値の調整がなされてなくて、本来ポーズを決めてフィニッシュする部分で落とします。なんでやねん。
この辺りは制作者次第ではありますが、派生だしアプデで修正されてもいいんじゃないかと思います。直当てできるダウン値0の攻撃は悪さに使われるというのは、ニムバス・シュターゼンが証明しているので出来ないようにしていいと思いますが。
ちなみにアクションの自由度、特にキャンセル周りはこちらのほうが自由です。射撃武器であろうがステップでキャンセルができるし、何ならジャンプでもキャンセル可能。ついついいつものクセでブーストでキャンセルしがちですが、状況に応じて適宜最適な操作を選択したいですね。真面目に遊ぶ人がどれぐらいいるのかわかりませんが。
中でもステップはスーパーガンダムやサイサリスと同じ、ステップ時点で相手に向き直る挙動なので強いのでは。もしかしたら、ここはバトルオブエレメンタル(※)リスペクトかも知れない。
※AMZYの販売したニンテンドーDSi用DLソフト、もう買えない
※ニンテンドースイッチ向けにバトルオブエレメンタルBURSTが発売中です
まあでも、相手に背中向けたままサイドステップして、ひどいときは「そこぉ!」とか言いながら背中越しに射撃するヤツがいるキャラゲーと同じ挙動をするのもアレなので、向き直るのが正しいのかも知れません。
ちなみにキャラクターバリエーションはかなり豊富で、僕は全然把握しきれていません。何か誘導されるままに回したガチャでは、25の中国拳法使いがもらえましたが、こちらは射撃派生と副格派生で簡単に火力に接続できるキャラクターのようです。パンチ連打とキック連打で使い分けられるのですが、実用的なコンボは知りませんが、射撃派生のパンチ連打は攻撃回数が頭悪くてだいぶ気持ちよかった。絶対カットされそう。
まあでも、Xでは箒を乗り回しながら先端からゲロビ流しつつ振り回してる奴がいて、戦慄する。怖ぁ……。
まあ、このゲームをお金払って真面目に遊ぶかと言われると、そこまではしなさそうと言うのが正直なところではございますが、それはそれとしてライズオブインカーネイトくんがやろうとして出来なかった、2on2のGVGゲームの普及に貢献してくれることを願って生暖かく見送ろうかなと思います。