虚木零児です。
今回はエクストラ機体の高機動型ゲルググ（ヴィンセント）のお話。ミッシングリンクに登場した機体で、先に登場しているペイルライダーと同じ出展作品ですね。VSシリーズへの初登場も同じで、あの家庭用の名作ガンダムバーサスから。ちなみにガンダムバーサスに参戦していたミッシングリンクの機体は後、スレイヴ・レイス、ガンダムピクシー、イフリート（シュナイド機）などがあります。……楽しみですね。
バーサス参戦機体からの移植参戦の例にもれず、かなり楽しい調整が加えられており、同名の機体とはかなり変わったプレイインプレッションになっておりましたので、ここに自分なりの整理を残しておこうと思います。
武装
- メイン射撃。BR。動き撃ち可能な射撃はこれだけ。よく使う
- CS。ロケットランチャー。単発強制ダウン。120ダメ。爆風あり
- サブ。薙刀投擲。Nで水平、左右で曲げ投擲。スタン属性。格闘派生あり
- 特殊射撃。アシスト。Nとレバー入れで射撃と格闘の使い分け
- 特殊格闘。突進。キャンセル元が多く、格闘などへ繋げられる
- 覚醒技。乱舞技。ダメージの保障が大きく、火力が伸ばしやすい
バーサスからは武装の整理と配置換えなどが行われており、一部武装は性能が変化しました。
大きく変化したのは薙刀投擲で、以前は緩やかな弧を描いて飛ばすしかなかったですが、それがレバー左右に割り当てられ、Nでは正面に向かって水平に投げる動作となりました。薙刀が破壊不能属性なので、自分の正面に巨大なスタン属性の弾を発生させる強烈な攻撃となっております。さらにここから、格闘派生でシールドを構えた状態で突進する専用格闘派生が追加されており、射撃バリアで攻撃を防ぎながら突進することができます。近距離間合いにおける駆け引きの要となる武装で、特に格闘が貧弱で射撃迎撃が主体のキャラクターにかなり強烈な詰めを実現してくれます。
アシストはバーサスからお友達を連れてきました。特にNアシストで呼び出す変なザクのロケットパンチは使用回数が多い以外は取り柄のないクソストライカーでしたが、威力120にアップして、多少の使用理由ができています。よかったです。レバーアシストは可もなく不可もなしといった感じで、当たるときは当たるが期待値は非常に低い感じがします。
ロケットランチャーは強制ダウンとなって射撃CSに、バズーカは炎上スタンの特格射撃派生に配置されました。誘導においてはヴィンセントゲルの中では高い部類で、うまい具合に射撃戦に混ぜていきたいところ。
特格射撃派生にあったスタン属性のビームライフルは左右移動とメインの弾数消費がカットされて、格闘射撃派生にお引越し。ダメージが高く、補正もそれなり、ダウン値が殆どないという強烈な派生になっており、サブ格闘派生や後格闘といった当てやすい格闘から派生可能なこと、オバヒでも出せる特格にキャンセルでき、更に格闘に繋げることなども含めて、一度食いついてしまえばしっかりダメージを奪うような形に調整されています。
覚醒技は最終段前に多段ヒットの攻撃が追加されており、ダメージ補正や計算の関係などから追加すれば単純に威力が伸ばせる攻撃となりました。
立ち回り
ヴィンセントゲルの特徴は近距離で生きる薙刀と高めの格闘火力となっており、相手に肉薄しての攻撃が得意な調整になっています。特格で急接近してからのサブ射撃と、そこからの射撃迎撃をかき消しながら突っ込む格闘派生と更に急接近する特格キャンセルなどで択を掛け、一度噛み付けば射撃派生を絡めたキャンセル格闘コンボでダメージを奪うことが可能となっており、カットを考えなければある程度まとまったダメージが約束されています。
一方で射撃においては強烈な圧力となる武装はなし。一応、Nサブ射撃が上下誘導はそれなりにあるのですが、リロードが短いとは言え近距離での布石を失うことになるので、不用意に使うのは考えもの。また、降りテクの部類もないため、慎ましい後衛をしようとするとかなりしんどい立ち回りになります。ある程度は前に出て、自発的に圧力をかけていかないと存在を主張することができない機体でしょう。
格闘コンボは基本的に射撃派生絡みのコンボがベターかと。後派生というダメージ派生もありますがカット耐性とダメージのバランスを考えると、そこまでの余裕がある場面はそこまで多くないのがネック。そこまで劇的な差にはならないので、基本的には射撃派生で前後しながらコンボするので大丈夫。
格闘寄りの機体かつ、ダメージ源が格闘に偏っているため、どうしてもカットの恐怖との戦いになるので、相方にはある程度敵の相方を受け持つだけのパワーがほしいところ。無視されると弱いですという機体だと、少しつらい思いをする可能性が高いかな。
覚醒は基本的にFで使っています。ほしいのは格闘火力と格闘の伸びが多く、ついで機動力強化のM、チームの覚醒を重視するCといった具合に見ています。単品での詰めに不安が残るのでアーマーが乗るRや、貧弱な射撃をSで底上げしてもというイメージがあって手を出せずにいます。