話題にしてませんでしたが、ガンダムバーサスをちまちまとやってはいた。
まあ、そこまで熱心にやっていた訳ではないのだが、ティエレンタオツーについてはそれなりに思う所があって、一度文章として纏めておくかと思ったので、久々にキーボードを叩いている。
なお、ランクマッチ解禁直後、無職特有のフットワークの軽さを活かし、他プレイヤーが動けない間隙を縫ってこの期待のキャラランクトップを取ったりしてました。いやあ、あまり人気なかったもので、ついね。
●概要
人革連の量産機、ティエレンの超兵仕様。パイロットはソーマ・ピーリス。可憐な乙女に似合う桃色ボディが目につくが、機体各部に増設したスラスターなどを駆使してガンダムにも匹敵する機動性を発揮する。CBのメタボガンダムを驚かせてやろう。
マキブonで参戦した際は原作中のガンダム鹵獲作戦から持ってきた、数の暴力を見せつける機体だったが、バーサスではサブと特射からアシスト系武装が取り上げられてしまったのでトーンダウン。最大六体で攻め立てるあの物量作戦感は薄くなってしまった。ストライカーにもいないので、ミン中尉は残念ながらリストラです。
とはいえ、保護者代わりの中佐は追従してくれるので、誘導の良いメインの滑腔砲とある程度制御できる追従アシストを使った多角的な攻撃が実現可能。
なお、空いたサブにはCSがスライド、特射には格闘射撃派生で出せた機銃スライド撃ちが追加。若干、手抜きを感じないでもないが、とりあえず何か投擲させられてる連中よりは使い勝手のいい武器なのが救い。
●性能
コストは最低の200。耐久はブービーの400。下にはシャアザクとメタスしか居らず、同値が居ないというかなり低めの設定。- メインは動き撃ち可能な滑腔砲。実弾属性ながら誘導が良い。
- サブは足を止めての精密射撃。ダウン属性。こちらも撃ち切りリロ。
- 特射は30mm機銃。レバー入力で移動方向を選べる。強よろけ。
- 特格は追従アシスト呼び出し。中佐。追従中は命令が出せる。
- 覚醒技はいわゆる乱舞系。中佐と協力して攻撃する。
メインはバルバトスと類似の滑腔砲。誘導が良い。アケと違い、撃ち切りリロードになってしまったので、どう足掻いても撃てないタイミングが出来る。サブ、特射、特格にキャンセルが可能。ただ、キャンセルで中佐を呼び出すと補正がかかり続けるのでおすすめしない。
サブはアケのCSとほぼおなじ。チャージ不要で咄嗟に使えるようになったので、ダウン取りに重宝する。しかし、メイン同様の撃ち切りリロードなので弾数管理は頭の片隅にでも入れておきたい。
特射は機銃スライド射撃。それなりのスピードで水平移動しつつ、強よろけの弾をまく。レバー入力で移動方向を指定でき、Nは機銃を撃ちながら前進する。レバー後ろで離脱しつつ、赤ロックを保存してストライカーを呼び出すといった小細工も出来なくはない。
高度を変えずに水平に移動するので、相手の頭上付近で使うと真下を向きながら滑ることが出来る。爆撃感があっていいが、銃口が追いついてないのでカス当たりする。
なお、ここから更に格闘へとキャンセルが可能なので、相手の頭上から襲いかかることも不可能ではない。実用性についてはコメントを差し控える。
特格はティエレン宇宙指揮官型【呼出】。通称、中佐。バーサス移行に伴い、多くの機体が取り上げられたはずの追従アシスト。操縦技量のみならず、戦術にも明るいロシアの荒熊はやることが違う。弾数100スタートで呼び出し後はカウントダウンし、0になるとクールタイムを挟んでリロード。覚醒リロードは無し。挙動の詳細については後述。
覚醒技は乱舞系。ティエレンタオツーが連撃を加えた後に中佐が追撃、最後に二人協力してフィニッシュしてから決めポーズ。演出の関係上、覚醒技使用時点で中佐がフィールドから消え、追従状態を解除。加えて、初段終了時点で特格の弾数が100まで回復する。ヒット後は中佐が追従状態に入り、カウントは覚醒技の途中に出現した時点から減少し始める。
なお、初段空振りでも中佐の弾数が回復する。もし、ティエレンが緑ロックで腕を振っているのを見かけたら、(ああ、中佐をリロードしたんだな)と思えばいい。
格闘は最大でも二段。ダメージはN格闘が大きく、横は回り込みがある。
N格闘は出し切ると追撃はほぼ不可。横格闘も吹き飛ばすが、高さがあるので追撃可能。だがそこそこ奥へと吹き飛ばしてしまう為、BD格闘が前ステでなければ繋がらない。また、飛ばす角度が高めな関係上、地上の相手に当てても受け身が間に合う。
BD格闘はキックからの切り抜け。初段は半回転、切り抜けは受け身不能の回転ダウン。直接当てた場合は前ステ射撃→サブで打ち上げたり、追従中横特格で打ち上げたりといろいろな悪さが出来る。
前格闘のショルダータックルは突進部分に射撃シールドあり。
後ろ格闘はカウンターで成立時は相手を踏みつけて滑腔砲を打ち込む原作再現。
●特格(中佐)について
呼び出された中佐はロック相手に付かず離れずの距離に陣取る。耐久は定かではないがまず壊れることはない。しっかり、当たり判定があるので、実弾武器を受け止めてかき消してくれることもある。さすがロシアの荒熊、自分が何を求められているのか理解なされていらっしゃいますね。バララのような指示待ちゆとり世代と違い、タオツーのメインやサブに連動して滑腔砲で射撃してくれる。流石に硬直はあるので、BDズンダ全てに連動してくれる訳ではないが、その分、妙な所からセルフクロスめいた攻撃をしてくる事がある。何が鬱陶しいって、ヒット効果がちゃっかり強よろけである。さすがはロシアの荒熊、自分が何を求められているのかよく理解されている。
更に追従中に特格の追加入力で攻撃司令を出すことが可能。タオツーの支援要請モーションは足が止まるので注意しておきたい。
N特格は滑腔砲2連射。こちらも連動射撃同様の強よろけ。中佐の滑腔砲は本体と比べると誘導が若干弱いが、弾速はそれなりかつ、射程も長い。他の攻撃命令が届かない、離れた位置でよろけた相手へのダウン取りに使える武装。加えて中佐の硬直も短め。
前後特格はカーボンブレイドによる切り抜け。イメージとしては他機体の切り抜け格闘を出してくれると思えば良い。突進速度がよく、振り抜きの攻撃範囲が広い。更には多段ヒットでスタン属性のため、スタン追撃でも上書き出来てしまう。中佐が絶妙な位置取りを心がけてくれていることもあり、相手の着地に合わせて突撃させると非常に厄介な攻撃として機能するだろう。さすがはロシアの荒熊、ゲームの基本まで理解されているとは、素直に敬服です。逆に敵として対峙してる時は「今です!」じゃねえよ、クソが! と感じる。
左右特格は左手で胸ぐらを掴んでから、右手でパンチする。前後特格と同様に入力時点で相手に向かって突進するが、比べると勢いが無い。また、攻撃モーションが小さくて範囲も狭めなので、よろけに対する追撃でヒットしないことがあり得る。掴みさえ成立してしまえば、メンチ切った(?)後に鉄拳を叩き込んで吹き飛ばしてくれる。強制ダウンで転がす分も含めると、トータルの拘束時間が長い。その分、中佐の時間も拘束されてしまうのが悩みどころ。空振り時の硬直も長めなので、適当に使う動作ではない。分断目的で確定どころに差し込むイメージ。
なお、掴み中に追撃してしまうと、その時点で解放してしまう。この時、ちゃんとダウンまで持っていかないと、最悪よろけ止まりもありうるので注意。
ところで、ジンクスにも似たようなモーションがあるのだが、荒熊って胸ぐら掴んで拳骨叩き込みまくるようなキャラクターだったのだろうか。如何せん10年も前のアニメなので記憶が曖昧でな……。
●立ち回り
基本的には中佐がついている時にプレッシャーを掛けておき、居なくなったら慎ましく射撃戦していく感じになる。MBonからCSと常時リロ武装を失ったので、どう頑張っても息切れしてしまう瞬間が出てくるのが苦しい。その分、スライド機銃攻撃を手に入れたので、これを上手く活用してどうにかしたい。また、全部実弾なので、撃ち合いでかき消されてしまうのも気にしておきたい。特にメガバズを始めとする太めの照射ビームに対する妨害がし辛い―こちらの弾はゲロビで一方的に消される―ので位置取りでごまかすか、ビームストライカーを連れてくるか。
まあ、中佐追従中なら突っ込ませれば事足りるか。さすが、ロシアの荒熊は格が違った。
覚醒は格闘で強引に押し込むより射撃戦のが強いのと、リロード高速化の恩恵を長時間受けられるライトニングの方が適正は高そう。今回は覚醒落ちの痛手が軽減されているので、覚醒時間の長さを嫌う理由が薄いのもある。
射撃シールド付き格闘があるのでブレイズというのも面白いのかも知れないが、ねじ込めるほどではない気がする。
ストライカーは牽制がてらでバラ撒けるものか、ダウン取りの単発射撃辺りは汎用性が高くて腐りにくい。ただ、近距離間合いが得意な訳ではないので、自衛の為の近接択ストライカーというのも考え方の一つ。気軽な牽制を持ってた方が放置耐性が上がるのでこのあたりは考え方と周囲との兼ね合いになるかな。
200コスとは落ちによるリロと覚醒によるリロの組み合わせでそこそこブン回せるはずなので、使用回数は多少少なくても性能が高いのを使った方が良いだろう。
ちなみに、奇襲の域を出ないが、後ろ特射で後退してからダリルの旧ザク(TB)を呼び出すとスナイパー感が出ていい。